電気工事 ポイントワカール
RCの現場などでの埋設配管が詰っているときに、詰っている箇所を簡単に探知できるのがポイントワカールです。
電気工事でRCの現場などで行った埋設配管がつぶれて詰ってしまった時に役立つのがポイントワカールです。
RCなどの現場で行う埋設配管もすべてが通線できるとは限りません。
中には、人に踏みつけられて、鉄筋に挟まったりして潰れてしまうものもあったり、配管の接続部分のロックをかけ忘れて、流し込まれたコンクリート圧力で外れてしまったりして配管内部にコンクリートが入り込んでしまい、通線できないなんてことも無いとは言えません。
それでも電気工事を完成させるためには潰れた配管を修復して通線させ、送電しなくてはなりませんから、詰っている箇所を特定して修復作業を行う必要がありますが、そのためにはまず詰っている箇所を特定する必要があります。
ただ闇雲に「この辺だろう」とコンクリートを破つっていては、時間も手間も掛かるばかりで広い範囲を破つらなくてはならず、修復後の補修作業だけでもかなりの手間になってしまいます。
そんなときに、このポイントワカールを使えば、ピンポイントで詰っている箇所を特定できるので、無駄な作業をする必要もなく短時間で修復作業を終わらせることができます。
また、ある程度仕上がった段階で配管の詰まりを発見したとすると、むやみに破つって修復するわけにもいかず、補修作業も専門業者に頼む必要があり、できるだけ小さな範囲で、短時間に作業を終わらせることが求められますので、このポイントワカールを使わなくてはとても修復作業など許可してくれないでしょう。
ですから、ピンポイントで修復箇所を特定して、事前の打合せを行うことが求められます。
はっきり言って、このような詰りなどがおきなければ、まったく必要のないものですから、あまり使ってるところを見たことはありませんが、まさかに備えて用意しておくほうがいいでしょう。